高齢者の方が注意したい「高血圧」について!原因や予防方法も解説!
ご高齢になると、さまざまな病気に悩まれる方が多いのではないでしょうか。
そのうちの1つが「高血圧」です。
「年齢が年齢だから、血圧が高いのは仕方ないだろう」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、高血圧は放置しておくと、重篤な合併症を引き起こす可能性があり大変危険です。
まずは高血圧の原因や症状を把握して、できるだけ血圧が高くならないよう予防することが重要です。
本記事では、高齢者の方がなりやすい高血圧について、原因や症状、予防策をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
高血圧の原因は?
まず、高齢になるにつれて血管の弾力は低下し、動脈壁が硬くなります。
動脈壁が硬くなると、血圧が上昇しやすくなり、高齢者の方は高血圧になりやすいです。
ほかにも以下のような原因で、高血圧になりやくなります。
・遺伝
高血圧は家族歴による遺伝的な要因が関与していることがあります。
ご家族に高血圧の既往がある方は注意しましょう。
・生活習慣
運動不足、塩分が高い食事、タバコやアルコールの摂取、ストレスなどの不健康な生活習慣が高血圧を引き起こす可能性があります。
ご自身の生活習慣を見直し、不健康な生活習慣は改善するようにしましょう。
・アンダーソン症候群
腎臓の血管異常によって、高血圧を発症してしまうことがあります。
高血圧の症状は?
高血圧は「無症状のサイレントキラー」と呼ばれています。
初期段階では症状が現れにくいため、定期的な健康チェックが重要となります。
以下のような、高血圧の症状が現れた時点では、要注意の可能性が高いため注意しましょう。
・頭痛や吐き気
一般的な高血圧のみであれば、頭痛や吐き気が起こりません。
ただ、急激な異常高血圧によって、脳への障害が引き起こされた場合、頭痛や吐き気が起こることがあります。
・息切れ
軽い運動でも息切れを感じる場合、血圧が高くなっている可能性があります。
・動悸
血圧が高くなっている場合、心臓が早く鼓動する感じ(動悸)がすることがあります。
・耳鳴り
高血圧になると、血管の内側が傷ついて詰まりやすくなり、血流が悪くなります。
耳の近くで血流障害が起きると、耳鳴りの症状が起きます。
「ドクンドクン」「ザーザー」というような血流の音、鼓動するような拍動性の耳鳴りが特徴です。
・視力低下
高血圧を放置していると網膜の毛細血管が障害を受け、網膜への血液の供給が悪くなると、出血や浮腫を生じて視力低下の症状が起こります。
・手足のしびれ
高血圧が中等症以上になると、手足のしびれが起こる可能性があります。
高血圧を予防するには?
高齢者の方が高血圧を予防するために、以下のような予防策をして健康的な生活習慣を心掛けましょう。
・バランスの取れた食事
野菜や果物、全粒穀物、健康的な脂肪、低脂肪の乳製品をバランスよく摂ることが重要となります。
過剰な塩分の摂取は控え、だしなどを上手く利用して塩分は少なめにしましょう。
・適度な運動
日常的に適度な運動をすることで、心臓や血管の健康を保てます。
ウォーキングや水泳、サイクリングなどがおすすめでしょう。
・禁煙とアルコールの制限
タバコの喫煙とアルコールの過剰摂取は、高血圧のリスクを増加させます。
タバコやアルコールは、極力避けるようにしましょう。
・ストレス管理
ストレスは血圧に影響を与えることがあります。
リラックスをする時間をつくり、ストレスを軽減する方法を見つけることが大切です。
・定期的な健康チェック
高血圧は無症状であることが多いため、定期的な血圧のチェックが重要です。
まとめ
ご高齢になると、血圧が上昇しやすいため高血圧には注意が必要です。
また高血圧は、初期段階では症状が現れにくく、気付いたときには症状が進行していることが多いため、危険な病気です。
放置してしまうと、重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。
高血圧の原因や症状を把握して、予防策をおこない、健康的な生活習慣を心掛けることが重要となります。
高齢者の方は高血圧だけでなく、さまざまな病気になりやすく、合併症で介護が必要になることがあります。
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