介護が必要になった場合

「うちはまだまだ元気だから大丈夫」だと考えていても、突然のケガや思わぬ病気、認知症などにより、ある日突然、介護が必要になることもあります。

高齢者社会の今、多くの人にとって「家族の介護」は避けて通れないものとなっているのです。また、自分の将来のためにも、介護について知っておきたいと考える人もいると思います。

 

今回は、もし介護が必要になった際、まず何からすればいいのか?をご説明します。

 

○介護をサポートしてくれる「介護保険」を申請する

介護が必要になった際に、まず1番最初に行うことは、「介護保険」の申請です。

介護生活は、デイケアなどの介護サービスの利用料・介護ベッドや車椅子などの福祉用具の購入費など、多くの人にとって思っていた以上のお金がかかることに驚く人も少なくないようです。

そんな時、頼りになるのが、国や自治体からの補助により費用の一部を負担してくれる「介護保険」です。

要介護度によって補助される金額には限度がありますが、実質的な金銭負担は1〜2割で済むため、介護が必要となった際には必ず利用する制度です。

介護保険を利用するには、まず申請を行う必要があります。

 

<申請方法>

介護が必要な人の自宅がある市町村の福祉課、もしくは「地域保活支援センター」で行えます。

申請時には「介護保険の申請書」「海保護憲被保険者証」「被保険者の身分証明書」が必要です。

またマイナンバー(個人番号)の提示も必須のため、事前に確認しておきましょう。

 

<ヒアリングと要介護度認定の決定>

申請の受理後、市職員やケアマネージャーが自宅を訪問し、ヒアリングが行われます。

また、かかりつけ医の診断書などを元に、要支援1・2、要介護1〜5いずれかの「要介護度」が決定します。(7段階のいずれにも該当しない「自立」と認定される場合もあります。)

ヒアリングの際、普段の生活や持病についての質問などがなされますが、緊張してうまく答えられなかったり、見栄を張りできないことを「できる」と答えてしまったりするケースも少なくありませんので、必ず家族が同席するようにします。また、事前に受け答えの練習をしておくのもよいでしょう。申請から認定決定までの期間は、およそ30日ほどみておきましょう。

 

○ケアプランを作成してもらう

要介護度が決定されたら、次に行うのが「介護サービス計画書」、通称「ケアプラン」の作成です。これは、実際にどのようなサービスを受けられるのかを具体的にとりまとめたもので、介護支援専門員(ケアマネージャー)によって作成されます。

 

作成を行う際には、介護サービスを利用する本人・家族にとって必要なサービスがきちんと受けられるように、利用者本人の健康状態をはじめ、家庭環境、本人や家族の悩みや希望についてなど、現状を正しく把握するためのヒアリングが行われます。またこれらに加え、かかりつけ医など医療関係者からの情報も踏まえた上で原案が作られ、本人や家族、医療従事者が参加する「サービス担当者会議」で検討・決定(場合によっては、修正・再提出)します。本人・家族が最終確認後、同意書にサイン・押印すれば、ケアプランの完成です。

 

○気になることや疑問点はケアマネージャーに相談を!

まず行うべきことは「介護保険」の申請だとわかったけれど、自分できちんとできるかどうか心配だと感じる方も少なくないようです。介護について相談したいけれど、どこに相談していいかわからない…そんな時は、ぜひ「東海レーベン」へお任せください。

東海市を中心に地域密着の介護サービスを展開する東海レーベンには、ケアマネージャーも複数在籍。「介護保険」についてはもちろん、介護に関するさまざまなお困りごとや疑問に心を込めて対応いたします。介護や介護サービスに関するご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。

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