高齢者がかかりやすい冬期に流行る感染症

~高齢者が気をつけたい冬期に流行る感染症~ 

この冬、インフルエンザに加えコロナウイルスの同時流行が懸念されており、高齢者は症状が重症化しやすいので、より一層の対策が必要です。 

これらのウイルスは空気の乾燥や低温に強く、冬は呼吸器系のウイルスが流行る条件が整っています。 

一方、人も体が冬の気温・湿度に追いつかず免疫が下がりやすく、感染しやすい状態となります。 

体温が1℃低下すると人の免疫力が30%低下すると言われており、気温の低下に伴い体温が低下、基礎代謝が低下すると感染しやすい状態になります。 

 

今回は、秋から冬に流行る感染症の種類と予防法をご紹介したいと思います。 

 

感染症の種類と特徴 

冬期に流行る様々な感染症の中でも、高齢者がかりやすい感染症は以下のようなものが挙げられます。 

 

・インフルエンザ 

感染源:感染者への接触感染や飛沫感染 

症状:発熱(38度以上)、筋肉痛、咽頭痛、頭痛、全身倦怠感、咳、鼻水 

インフルエンザに感染すると、13日の潜伏期間後に発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などが突然あらわれ、のどの痛み、咳、鼻水などがこれに続きます。 

通常の風邪に比べて、全身症状が強いのが特徴です。 

 

・ノロウイルス 

感染源:感染者の汚物による接触感染や飛沫感染 

ウイルスに汚染された二枚貝(牡蠣等)の食べ物からの感染 

症状:嘔吐、腹痛、下痢、発熱 

潜伏期間は12日です。 

突然の嘔吐、下痢、発熱を起こして通常3日程度で回復しますが、高齢者や乳幼児は重症化することがあります。 

感染力が非常に強く、感染者の嘔吐物や下痢便の処理の際は、マスクと手袋を着用するなどの注意が必要です。 

処理後は流水と石鹸でしっかりと手を洗い、手指の消毒を行いましょう。 

 

RSウイルス感染症 

感染源:感染者への接触感染や飛沫感染 

症状:鼻水、発熱(微熱が多い)その後咳が出てきます。 

咳症状が数日続き、その後は回復していきます。 

潜伏期間は35日となり、通常は数日~1週間で軽快します。 

大人の場合、免疫を持っているため軽い症状で治まりますが、まれに気管支炎や肺炎など重症化することがあります。 

 

・肺炎 

感染源:飛沫感染 

症状:咳、痰、のどがごろごろする、悪寒、発熱(高熱)、呼吸困難、胸痛 

微熱があり、なんとなく体調が良くないというだけで肺炎であることもあります。 

インフルエンザによる肺炎の潜伏期間は、一般的に1日~2日程度です。 

肺炎球菌による肺炎の潜伏期間は13日、SARS(サーズ)による肺炎の潜伏期間は2日~10日、マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は23週間です。 

肺炎の潜伏期間は、1日~2日程度のものから長ければ3週間程度と肺炎を発症するまでの潜伏期間にはかなりの差があります。 

高齢者の肺炎は進行が早い事がありますので、早期の受診で重症化を予防しましょう。 

 

・尿路感染症 

感染源:細菌(大腸菌、腸球菌、・・etc.、ウィルス、真菌、寄生虫など 

症状:重篤感が強く、38℃以上の高熱と腰痛、膀胱炎、排尿時の痛みや違和感、頻尿・血尿 

尿路(尿の通り道)における感染症の病気です。 

高熱を伴なうため、老人は脱水による意識障害が見られることもあります。 

尿路感染症は再発・再燃を繰り返し、難治性で慢性に経過することが多く、完全に治すことが大切です。 

症状が改善したからといって、自己判断で治療をやめないようにしましょう。 

 

・結核 

感染源:飛沫感染、空気感染 

症状:たんと咳、ときに血たん・喀血、発熱、寝汗、倦怠感、体重減少 

初期症状は、風邪のような症状です。 

2週間以上風症状が継続したり、1週間以上長引く咳や、風邪症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返すようなら医療機関を受診しましょう。 

 

感染症の対策 

高齢者にとって寒い季節は様々なトラブルが起こりやすい危険な季節です。 

感染症の予防に手洗い・うがい・咳エチケットはもちろんのこと、室温や湿度等の環境や免疫力を高めることが重要です。 

それに加えて、感染しやすい場所に行かない等の対策も必要となってきます。 

それぞれのトラブルを起こさないように未然に防いでいくことが健康と安全を守っていくことに繋がります。  

新型コロナウイルス感染症の感染がまだまだ拡大する可能性のある状況で、特に高齢者の方におかれましては感染予防を心掛けながら健康を維持していくことが大事です。 

 

まとめ 

日ご不安に感じられている高齢者の方、ご家族の方は少なくないかと思われます。 

しかし、やみくもに警戒しすぎると追い詰められてしまいますので、介護の負担が増えすぎない程度に感染対策を行いましょう。 

ウイルスを家の中に持ち込まないようにすることを意識しつつ、利用している介護サービスがありましたら、どのような感染予防対策をしているのか、直接事業者に聞くか、ケアマネジャーに確認してみるのも良いでしょう。 

 

東海市で、訪問介護やデイサービスをお探しの方場合は、「東海レーベン」へ、ご相談ください。 

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