住宅型有料老人ホームとは?詳しくご紹介します!
高齢化が進む現代社会では、老人ホームへの入居も選択肢として一般的になりました。
老人ホームは共働きの家族にとって介護の負担を減らす役割だけでなく、適度な距離感により良好な家族関係を保つ役割も果たしています。
ところで老人ホームは、介護度やサービス内容により種類が異なるのをご存知でしょうか?
本人が快適な生活を送れるだけでなく、家族にとっても安心できる施設とはどんな条件・サービスなのか気になりますよね。
今回は、有料老人ホームの中から「住宅型有料老人ホーム」について詳しくご紹介します。
有料老人ホームとは
有料老人ホームとは、民間企業によって運営される有料型の老人ホームのことです。
この施設は厚生労働省により「介護付き」「住宅型」「健康型」の3つに分類されていて、それぞれ入居条件やサービス内容が異なります。
そして老人福祉法第29条に基づき、高齢者が心身ともに健康に生活できるようサービスを提供する居住施設と定められているのも特徴の一つ。
入居者に対して食事の提供・入浴・排せつ・食事介助・洗濯・掃除・健康管理などのサービスから少なくとも一つが提供されています。
住宅型有料老人ホームの特徴
「住宅型有料老人ホーム」とは、生活支援などのサービスを提供する高齢者向け居住施設です。
厚生労働省の基準では、入居者の安全確保と快適性の維持のため、設備・人員・契約内容の明確化・運営の透明性などが義務付けられています。
主に介護度の低い高齢者への生活支援が中心のため、施設内で介護サービスを受けることはできません。介護が必要になれば入居者自身の選択で、地域の介護サービスを利用しながら生活できます。
また、入居条件は60歳以上(夫婦の場合、どちらかが60歳以上)で、自立した生活ができること(軽度の要介護者を含む)、利用規約に同意できることなどが挙げられます。
生活支援やサービスについて
住宅型有料老人ホームでは、食事・掃除・洗濯・買い物の代行などのサービスを受けられます。
食事については和食・洋食のジャンルだけではなく、食べ物の硬さを入居者の希望に合わせて変更することも可能です。
また、健康や日常生活全般に関する悩み相談のほか、スタッフによる24時間の見守りサービスも提供されます。定められた回数の安否確認も行われるため、緊急時であれば昼夜問わず対応が可能です。
入居時に必要な費用はどのくらい?
入居を希望する場合、月々の費用と入居一時金の支払いが必要です。以下で、詳しくご紹介していきます。
月額費用
費用の相場は8万円程度ですが、入居一時金が不要の場合は月額費用が高く設定されることもあります。
住居費・管理費・光熱費・食費・レクレーション費などが含まれ、介護サービスを利用する場合は別途必要です。
詳しくは施設に直接問い合わせてみましょう。
入居一時金
入居の準備金である一時金は、相場が賃料の2カ月分~1,000万円以上とさまざまで、入居一時金が不要な施設もあれば、敷金が求められるケースもあります。
支払い方法については以下の3種類がありますので、ご確認ください。
~入居一時金の支払い方法~
- 全額前払い方式(入居前に全額前払いする方法)
- 月払い方法(月額費用に上乗せしながら、月々分割払いする方法)
- 併用方式(上記を併用して支払う方法、入居一時金の支払い後に残額を月々分割払いする方法)
ちなみに想定期間(償却期間)よりも早く退去することになった場合、償却分が差し引かれた入居一時金の一部が返還されます。
短期間で退去を考えている場合には、月払いがおすすめでしょう。
住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット
こちらでは、住宅型有料老人ホームを利用するメリット・デメリットについてご紹介します。
まずメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 終身利用が可能
- 介護度が低ければ費用を抑えられる
- 必要時だけ介護用具のレンタルが可能
- 個室でプライバシーが確保される
- 共有スペースのイベントで交流もできるなど
その一方で、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 介護時は外部サービスに委託するため、費用が高くなる
- 介護度が上がると退去が必要になる
入居施設を選ぶ際のポイントとして上記の内容を踏まえ、事前の調査・見学・契約のステップをきちんと踏んでいきましょう。
立地や設備・スタッフの人数・緊急時のサポート体制・外部医療機関との連携など、多角的な視点で検討することが必要です。
利用規約や契約内容について疑問点がある場合は、事前に遠慮なく質問しておくとよいでしょう。
東海市で住宅型有料老人ホームのご相談は東海レーベンまで
高齢化が進む現在、余生を施設で過ごす選択肢も定着しつつあります。住宅型有料老人ホームへの入居を検討されているなら、元気なうちに情報収集や準備を始めることで家族に負担をかけずに入居できます。
もし、東海地方で住宅型老人ホームを探されているのなら、ぜひ東海市の東海レーベンまでお気軽にご相談ください。介護支援前からご自宅へ訪問し、徹底したサポート体制のもとで最適なサービスを提供させていただきます。