介護時に知っておきたい、高齢者に多い5つの病気と予防策

介護現場や自宅で高齢者の介護をする際に、疾患に関する知識が必要になる時がありますよね。この記事では、意外と知らない高齢者に多い病気を5つピックアップして、それぞれの特徴や予防法についてご紹介します。

 

■高齢者に多い病気トップ5をご紹介

高齢者が特に気をつけなければならない代表的な病気を5つご紹介します。

万が一に備え、それぞれの症状を正しく理解し、早期発見・早期治療を目指せる体制を整えておきましょう。

 

①肺炎

年齢に関係なく日本人の主な死亡原因の一つとされているのが肺炎です。

細菌やウイルスが喉や鼻から肺に入り込むことで炎症が起こり、発症します。

また、肺炎の中でも高齢者が特に罹りやすいのが誤嚥性肺炎です。誤嚥とは食べ物や飲み物、唾液を飲み込む際に、誤って器官や肺に入ってしまうこと。高齢者が誤嚥性肺炎に罹りやすい原因としては、加齢による嚥下機能や免疫力の低下が挙げられます。

 

②高血圧症

加齢によって血管の弾力性がなくなり硬くなることで、引き起こされるのが高血圧症です。

硬くなった血管が途中で詰まってしまうと血液の流れが悪くなり、心臓が収縮して血液を送り出す時の圧力が高くなってしまうのです。

高血圧の基準は上が140mmHG、下が90mmHG以上(診察室など自宅以外で計測した場合)ですのでぜひチェックしてみましょう。

また、高血圧症は無自覚な場合が多いのですが、自覚症状としては肩こりやめまい、息切れ、動悸などが挙げられます。

 

③糖尿病

糖尿病は血糖値の上昇を抑制するインスリンが不足し、高血糖の状態が続くことで起こる病気です。

子供から大人、高齢者など幅広い世代で罹りやすい病気としても知られていますよね。特に中高年から高齢者がこの病気になりやすく、主な原因としては食べすぎや運動不足による肥満が挙げられます。

 

・尿路感染症

腎臓から尿道までの尿路に細菌が感染して起こる病気です。

尿路感染症には高熱や腹部、腰の痛みをともなう腎盂腎炎、頻尿がみられる膀胱炎、排尿時の痛みをともなう尿道炎などが挙げられます。

また、女性は男性と比較すると尿道が短いため、尿路感染症になりやすい傾向があります。

 

・骨粗しょう症

骨を作り出す代謝のバランスが崩れることで引き起こされるのが骨粗しょう症です。

骨を壊す働きが骨を作る働きを上回ると骨の密度が減ってしまうという症状です。

骨粗しょう症の主な原因としては、カルシウムやマグネシウム、カルシウムの働きをサポートするビタミンD不足が挙げられます。

 

■高齢者が罹りやすい5つの病気を予防するには?

ここからは、それぞれの病気を対策するために普段どんなことを心がけるとよいのか、適切な予防方法はあるのかについてご紹介します。

 

・「肺炎」の予防

肺炎の中でも高齢者が罹りやすい誤嚥性肺炎についても、予防策はあります。

まずは、口腔内を清潔に保つこと、飲み込む力すなわち嚥下機能を鍛えること、さらには胃酸の逆流を防止するために、食後すぐ横にならないことを意識しましょう。食べる力に対応した食事を提供することも大切です。

これらは日々の介護の中でも無理なく予防できる方法なので、ぜひご家庭や介護の現場で実践してみてください。

 

・「高血圧症」の予防

高血圧症を放置していると、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞など重大な病気につながりかねません。

そのため、塩分を控えた食事を意識することや適度な運動をすること、さらには定期的に血圧を測定して記録することなどがおすすめです。

これらを実践することで、高血圧症のリスクを効果的に減らせるようになるはずです。

 

・「糖尿病」の予防

糖尿病が進行すると足のむくみや記憶障害、手足のしびれ、認知症などの合併症が現れる場合があります。

これらを予防するためには日頃から食事や運動などの生活習慣を改善することが一番のポイント。インスリン注射などの薬物療法で辛い思いをしなくてすむように、まずは生活改善を意識してみてはいかがでしょうか。

 

・「尿路感染症」の予防

尿路感染症は、悪化してくると排尿時に痛みを感じたり、白く濁った尿や血尿が出たりといった症状が出始めます。

陰部を清潔に保つこと、尿意がある時は早めにトイレに行く、水分をこまめに摂取するなど、日ごろの意識的なケアで防ぐことが可能です。介護の際にも役立つことですので、ぜひ実践してみてください。

 

・「骨粗しょう症」の予防

骨がもろくなり、骨折のリスクが高まる骨粗しょう症を防止するには、カルシウムやマグネシウムなどの栄養素を含む食品を積極的に摂取すること、生活の中に運動を取り入れることなどを意識しましょう。

また、骨粗しょう症の疑いがある方はちょっとした衝撃でも骨が折れてしまいかねないため、介護時は注意が必要です。

 

■まとめ

高齢者に多い病気を5つピックアップしましたが、少しでも知識があることで、介護の際に病気の前兆をキャッチし重篤な状態へ移行する前に改善できるかもしれません。

また、ご家族の介護や病気に関して心配事や不安がある際は、愛知県東海市で介護施設を運営する「東海レーベン」までお気軽にご相談・お問い合わせください。

 

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