介護の未来への革新・現場を支える最新テクノロジー

2020年の国勢調査によると、東海市の総人口は113,787名、その内生産年齢となる16歳から64歳までの人口は69,809名、そして、高齢者となる65歳以上の人口は25,005名となっているそうです。つまり、比率的には総人口の約22%が高齢者であり、生産年齢に当たる人々が約3.4人に1人、高齢者を支えているという状況と言えます。 

今後さらなる少子高齢化が進むと予測される日本において、少ない人口で高齢者を支えていくためには「最新テクノロジーの力を借りる」ということも必要不可欠となってくるのではないでしょうか。 

そこで今回は、スマートデバイス、ロボット技術、人工知能といった最新の技術が介護にもたらす影響を調べてみました。 

未来の介護士を支える最新テクノロジー 

まずは、高齢者を支える「介護士」という立場の方を将来的にサポートしてくれることが期待される最新のテクノロジーを紹介してまいります。 

・リモートモニタリングとスマートデバイス 

リモートモニタリング技術とは、高齢者の健康状態を遠隔からリアルタイムでモニタリングできる画期的な手段です。また、スマートデバイスには介護士同士の情報共有を効率的に行うことができるという利点もあります。 

これらの技術が大きく広まれば、介護士は従来よりも少ない人手と時間で多くの高齢者をケアすることが可能になります。 

・アシストスーツ 

アシストスーツとは、介護士が高齢者への身体介助をより効果的に行うための補助装置です。センサーや制御技術を駆使して高齢者の動きに合わせることで、介護士は長時間の労働における疲労を軽減し、高齢者をより安全にケアすることができるそうです。 

高齢者の起床や座位変換、歩行サポートといった肉体への疲労が大きな作業も将来的に効率化できるようになれば、介護士の労働環境はさらに改善するかもしれません。 

未来の高齢者の生活を支えるためのテクノロジー 

ここからは、高齢者自身を支えてくれる最新テクノロジーについて解説します。たとえばロボットの導入というと、飲食店の配膳係をはじめ、現代の日本でどんどん進んできている印象がありますが、介護の面では今後どのようなサポートを受けられるのでしょうか。 

・ロボット技術の導入 

ロボット技術とは、高齢者の移動の補助や日常生活を支える技術です。たとえば介護ロボットが日常の雑用をこなし、身体的なサポートを提供することで、高齢者は自立した生活をスムーズに継続させられます。 

また、これらのロボットをコンパニオンとして導入することで、孤独感を軽減するという役目も期待されています。 

介護という分野では、身体的なケアに注目が集まりがちですが、自分の身体が思い通りに動かないことで精神的にストレスを抱える高齢者も少なくありません。家族や介護士には上手く伝えられない感情も、もしかしたらロボットを介すことで上手く対処できるという未来もあるのかもしれません。 

・予測分析と人工知能 

予測分析とは、個々の高齢者の特定のニーズや健康状態を的確に分析し、一人一人に合った情報を提供するシステムです。このシステムを活用すれば、自身の健康データや生活習慣の分析を通じて将来の健康リスクを把握でき、適切な予防策を知ることができます。 

また、こうした人工知能の活用は高齢者の嗜好や習慣を学習し、コミュニケーションをカスタマイズすることにも役立ちます。高齢者と対話する際に個別のニーズや好みに合わせた話題を選択することで、身体面だけでなく、精神面のケアを行うことも可能になるのです。 

まとめ 

東海市は高齢者の比率が高く、介護施設数も全国平均を約3%下回っています。そのため、最新テクノロジーの導入は東海市の福祉を向上させるためにも近い将来欠かせない存在になる可能性がありますね。そして今後、テクノロジーとうまく付き合っていくようになれば、忙しく業務をこなす介護士や高齢者ご本人の心にも余裕が生まれ、より健康的な暮らしを維持できる環境が整っていくのかもしれません。 

東海市にお住まいで、介護についてのお悩みやご相談のある方は、「東海レーベン」にまでぜひご連絡ください。東海レーベンでは、実績や経験のある頼れるケアマネージャーが多数在籍しており、皆様のお困りごとについて親身に寄り添いサポートいたします。