自宅での介護サービス/『訪問介護』と『居宅介護支援』の違いとは?

介護サービスにはさまざまな支援や制度がありますが、その中で『訪問介護』と『居宅介護支援』について見聞きしたことのある方も多いのではないでしょうか。

どちらも自宅で介護を受けられる代表的な制度ですが、内容や特徴には違いがあります。

そこで今回は、両制度の違いや内容などについて詳しく解説します。

正しく理解することが適切な介護サービスの選択につながりますので、自宅での介護について興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

訪問介護とは

訪問介護とは、介護士が利用者の自宅へ訪問して利用者本人の日常生活のサポートを直接提供するサービスです。

実際に生活する上でサポートが困難になりがちな身体的な介護、移動時の支援などを提供し、本人や家族の負担を減らす目的があります。

主なサービス内容

家族に代わり、介護士が利用者本人の生活支援を行います。

サービス例は以下の通りです。

 

①身体介護:食事介助、入浴介助、排泄介助、着替えの手伝いなど、基本的な日常動作を支援

②生活援助:掃除、洗濯、買い物代行、調理など、家庭での生活を円滑に進めるための支援

③通院介助:病院や施設への移動支援(医療的な介護が必要な場合は訪問看護と併用)

訪問介護を利用するメリット

訪問介護は自宅で生活を継続しながら介護を受けられるため、施設入所に抵抗がある高齢者にとって心強い選択肢となります。

介護士とのコミュニケーションを密に取りつつ適切な介護サービスを受けられるため、負担の少ない日常生活につながるでしょう。

ただし、訪問介護は医療的な処置を含まないため、健康状態に不安がある場合は「訪問看護」と併用するとより安心です。

介護サービスの時間や頻度については、ケアマネージャーと相談しながら決めましょう。

居宅介護支援とは

居宅介護支援とは、介護を必要とする高齢者が適切な介護サービスをスムーズに利用できるよう支援する制度です。

その中心的な役割を担うのがケアマネージャー(介護支援専門員)で、利用者本人や家族と相談し、一人ひとりの状況に応じた介護計画を立てます。

状況に合った介護プランを作成することで、最適な介護サービスを利用できるでしょう。

主なサービス内容

訪問介護と同じく身体的な日常動作の支援もしますが、ケアマネージャーによる介護計画を受けられるなどの違いがあります。

 

①利用者の状態把握:健康状態や生活環境を評価し、最適な介護サービスを選定

②介護計画(ケアプラン)の作成:介護保険を活用しながら、必要なサービスの種類や頻度を決定

③介護サービスの調整・連携:訪問介護、通所介護(デイサービス)、福祉用具レンタルなど、各種サービスを組み合わせて調整

④身体介護:食事介助、入浴介助、排泄介助、着替えの手伝いなど、基本的な日常動作を支援

居宅介護支援を利用するメリット

居宅介護支援の利用は、介護に関する不安や負担の軽減につながります。

特に、介護サービスの調整や手続きは専門的な知識が必要なため、ケアマネージャーのサポートが大きな助けとなるでしょう。

また、要介護認定を受けた高齢者が対象となり、介護保険制度のもとでサービスを利用できるため経済的負担を抑えながら必要な支援を受けられます。

自宅での介護のお悩みは、東海市の東海レーベンへご相談ください

居宅介護支援も訪問介護も、実際に自宅へ訪問して生活を支援をするサービスです。

訪問介護は利用者本人の日常生活の支援が主なサービス内容であるのに対し、居宅介護支援では状況に合わせた最適なプランの提案が受けられます。

適切なサービスを選択しながら、無理のない介護環境を整えていくことが、より良い在宅介護の実現につながるでしょう。

自宅での介護に不安やお悩みがある方は、ぜひ一度、東海市の東海レーベンまでお問い合わせください。経験豊富なスタッフが、安心して日々の生活を送るためのアドバイスやサポートを行います。

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