高齢者との会話に困ったら?会話ネタ5選&意識するポイントをご紹介!
みなさんは、高齢者の方との会話に困った経験はありませんか?
世代が違うので会話がかみ合わなかった、すぐに終わってしまったなんてことも少なくありません。
そこで、今回は高齢者との会話に困ったときの会話ネタをご紹介します。
会話の際に意識するポイントについてもまとめましたので、ご家庭や施設での高齢者とのコミュニケーションにぜひお役立てください。
高齢者との会話に困った時のネタ5選
高齢者とのコミュニケーションは、相手に会話を楽しんでもらうことが大切です。そのことをふまえて、高齢者の方の好きな話題やネタを以下で5つご紹介します。
相手をより深く知れる機会にもなりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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天気や季節
世代を問わない会話ネタの定番といえば、天気や季節の話題です。
高齢者は外出する機会が減ってくるとともに、施設に入所している場合には季節の変化を感じづらくなるため、会話のきっかけ作りとして最適でしょう。
「今日はとても冷えますね」「寒さには強いですか?」「桜が咲き始めましたよ」「お花はもう見ましたか?」など、次の会話に結び付きやすい問いかけで会話を広げましょう。
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テレビ番組・芸能人
高齢者が好きな番組や芸能人を知っている場合、その話題をきっかけに会話を楽しむのもおすすめです。
知らない場合は、「好きな俳優や歌手はいますか?」「どんなテレビ番組が好きですか?」と問いかけてみましょう。
あらかじめ、昔の俳優や歌手、テレビ番組をリサーチしておくことも重要ですが、知らない場合は「その俳優さんはどんな人だったんですか?」と逆に問いかけて話を広げてみてください。
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健康法や日常生活
高齢者は健康への不安が増えてくるため、健康法や日常生活の豆知識にも敏感です。
コミュニケーションに困ったときは、たとえば「ラジオ体操は真面目にやると結構な運動量なんですよ」など、健康法に関する会話を用いて盛り上がりましょう。
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現役時代の仕事や子育て
懐かしい思い出を振り返ることを「回想法」と呼びますが、この方法は認知症予防にも効果的といわれています。
男性であれば現役時代の仕事の話、女性であれば子育ての話など、たくさんの思い出が詰まっていることが多いため、自然と会話も弾むのではないでしょうか。
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地元や故郷
高齢者の多くは、地元や故郷に思い入れが強いため会話が盛り上がりやすいでしょう。
「どちらのご出身ですか?」という質問をきっかけに、その土地の名所や名物の話題につなげてみてください。
記憶力を呼び覚ますきっかけにもなるため、認知症の方と会話するネタとしてもおすすめです。
高齢者の会話で意識するポイントとは?
高齢者と会話する際には会話ネタだけでなく、意識してほしいポイントがいくつかあります。
ポイント①話し方や声のトーン
高齢者の方と会話をするときは、ゆっくりとしたテンポではっきりと聞き取りやすい発音を意識しましょう。声のトーンは下げ気味に、落ち着きのある優しい口調を心がけてください。
また、高齢者の中には自分のペースで話をしたい方もいるので、無理に話題を作って会話をするのは避けるのが無難。無言の時間もゆったりと楽しめるように心がけてみてくださいね。
ポイント②目線を合わせる
高齢者との会話中は相手と視線を合わせることで、心の距離をぐっと縮めましょう。高齢者施設では車いすの方も多いので、膝をつくなどして相手の視線の高さになるよう意識してみてください。
さらには座る位置にも気を配れるとよいでしょう。たとえば、テーブルの角を挟んで視線が斜めになるように座ると、圧迫感や緊張感を軽減できます。
ポイント③相手の考え方を否定しない
高齢者との会話の中で、自分自身の価値観や考え方と合わないと感じることもあるでしょう。
とはいえ、会話を円滑に進めることを何よりも優先すべきです。たとえ話が合わなくても相手の考え方を否定せず、話をしっかりと聞く姿勢を大切にしてください。
頷いたり深く相槌を打ったりすることで、「話を真剣に聞いてもらえた」と感じてもらえれば、さらなる安心感や信頼が生まれるでしょう。
まとめ
高齢者との会話では、「この人と話がしたい」という信頼感や安心感を相手に抱いてもらうことが何より大切です。会話のネタ選びや声のトーン、視線などに気を配ることで円滑なコミュニケーションができるようになるはずですよ。
愛知県東海市の「東海レーベン」では、高齢者とのコミュニケーションのお悩みをはじめ、介護に関するあらゆる相談を承っています。
高齢者の方とそのご家族に寄り添ったサポートをしておりますので、お困りごとがある際にはお気軽にご相談ください。