【在宅介護でも可能】高齢者の梅雨時期の体調管理&転倒予防について

高齢の方にとって、気候の変化は体調に影響を及ぼす要因の一つです。特に梅雨時期は、体調不良を引き起こしやすい条件がそろっているため丁寧なサポートが重要になるでしょう。

また、雨による転倒リスクも高まるため、ケガを防ぐための十分な対策も必要です。

今回は、在宅介護でも実践しやすい梅雨時期の体調管理や転倒予防についてまとめます。

梅雨の在宅介護で要注意!気をつけたいリスク4選

梅雨の高温多湿な時期は、予想外の体調不良を引き起こすこともあるため注意が必要です。

こちらでは、気をつけたいリスクについて順にご紹介します。

1.衛生リスクによる食中毒

高温多湿になると、カビや細菌が繁殖しやすくなり食中毒につながる危険性があります。

免疫力が低下している高齢者に、下痢・嘔吐・腹痛の症状や脱水症状を引き起こさないためにも衛生面には一層注意が必要です。

手洗いの徹底や、調理する食材の加熱なども日頃から意識しましょう。

また、冷蔵保存の食材も傷みやすい時期のため、早めに使い切るか、-18℃以下の冷凍保存がおすすめです。

2.カビやダニによる呼吸器トラブル

カビやダニが発生すると、ぜんそくなど呼吸器系トラブルが発生するおそれも。こまめな換気を実施して室内を清潔に保つことが大切です。

湿度は50~60%を目安にし、エアコンを使用して除湿しましょう。

また、エアコン内部にもカビが発生しないように定期的な清掃を心がけてください。

3.自覚がなくても発症する脱水症状

梅雨時期は、脱水症状のリスクが高まります。湿度が高くなると皮膚の表面から汗が蒸発しづらく、熱が身体にこもりやすいためです。

さらに、高齢になると喉の渇きを自覚しづらくなるため、結果として脱水症状を引き起こしかねません。倦怠感・頭痛・唇の乾燥などに注意し、発汗の状態や水分摂取量を把握しておくことが大切です。

4.蒸れが原因の皮膚トラブル

高温多湿でダニが繁殖しやすくなるこの時期は、皮膚トラブルの原因にもなります。寝具をこまめに交換し、布団乾燥機を使用して湿気を飛ばしましょう。

特に寝たきりの方やおむつを使用中の方は、蒸れによるかゆみ・赤みの有無を確認し、こまめな着替えや清拭が大切です。

また、水虫防止で就寝中は靴下を脱ぐ、入浴後は指の間が乾いてから靴下を履くなどの対策も徹底しましょう。

梅雨の季節に要注意!高齢者の転倒リスクとその原因

梅雨時期は、体調不良だけでなく転倒事故のリスクも高まります。

転倒につながる具体的な原因は次の通りです。

床が滑りやすい

雨が多い時期は、室内でも床が濡れていたり湿気で滑りやすかったりする状態です。

関節の可動域の狭さや筋力低下の影響で不安定な歩き方になると、滑ったときにバランスを崩しやすくなります。

目が見えづらい

目の病気や視力低下の影響で、雨の日は視界不良だけでなく足元が濡れていることにも気付かず、滑って転倒してしまうケースが珍しくありません。

積極的に周囲が声かけをして、注意喚起することが大切です。

運動不足による筋力・体力の低下

雨で外出の機会が減ると、足腰の筋力や体力が低下し、慣れた室内でも転倒のリスクが高まるという原因も考えられます。

転倒による骨折で介護度が高くなるケースを避けるためにも、無理のない範囲で運動を継続することが大切です。

高齢者の転倒事故を防ぐ効果的な3つの対策

たとえ注意をしていても、転倒事故が発生してしまう場合があります。

こちらでは簡単に行える具体策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.まずは環境を整える

まずはいつも過ごす部屋の整理整頓をして、動線を整えましょう。高齢になると、段差や物につまずいて転倒するケースが多いです。

玄関マットやカーペットの下に、滑り止めマットを敷くのも効果的。また、床の乾燥を保つために、床掃除の際は水拭き後の乾拭きを忘れず行い湿気を除去しましょう。夜間の視界対策として足元にライトを設置するのもおすすめです。

2.安定して歩ける靴や持ち物を選ぶ

室内でも、スリッパではなくかかとのあるルームシューズを履くと安心です。

また、雨の日に外出が必要な場合は安定して歩くために防水性の高い滑りにくい靴がおすすめ。もちろん足のサイズにフィットした靴を選ぶのが前提です。

また、傘の使用はバランスが崩れやすいため、両手が使えるレインコートを使用するとよいでしょう。

3.自宅でも運動して筋力を維持する

外出不足で足腰の筋肉が弱らないように、自宅でも運動を継続しましょう。

たとえば、立ったままでかかとの上げ下げをゆっくり繰り返すだけの運動でも効果的です。

以下では、座ったまま今すぐ行える簡単な運動を一つご紹介します。

 

<座ったままできる筋トレ>

①椅子に浅めに座って側面を持つ。

②お腹に力を入れながら太ももを持ち上げ、ゆっくり元の位置に戻す。

上記を左右15回、2~3セット行います。

まとめ

梅雨時期の在宅介護は、高齢の方の健康を守るためにも衛生管理・体調管理・転倒対策など日常生活の中で細かいサポートが必要です。

とはいえ、毎日の健康管理やサポートは、介護するご家族にとって負担になる場合もあります。わからないことがあっても周囲に相談できず、一人で抱え込んではいませんでしょうか。

東海市の東海レーベンでは、ご高齢の方をサポートするさまざまな介護サービスを提供しています。在宅介護をする中でお困りのことがあれば、お気軽にご相談くださいませ。

 

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