高齢者の膝痛について

膝が痛くて外出が億劫になる、といったことは高齢者にありがちなケースです。 

日常生活において、歩いたり、立ったり座ったりの際に膝が痛くて苦痛であるというのはとても辛いでしょう。しかし、痛い膝をかばって、座ってばかりになってしまったり、軽い散歩や買い物などを避け、外出をためらうようになってしまうのは、更に体力の低下や、運動不足からくる生活習慣病等の悪化も招きやすくなります。 

健康年齢を長く保つためにも、膝の痛みを改善するための適切な対処をして、できるだけ日常における動作が辛くなくなるような対処をしていきたいものです。 

 

膝が痛くなる原因は? 

高齢者の場合、ひざ痛の原因でよく見られるものは「変形性膝関節症」です。 

加齢により関節軟骨や半月板が摩耗することで発症します。 

関節軟骨がすり減り、関節が炎症を起こすと、膝が腫れたり、熱を持ったりするようになります。 

膝が腫れるのは、「膝に水がたまった」状態と表現されることが多いのですが、これは関節内の滑膜から関節液が過剰に分泌され膝に溜まった状態のことで、これが原因で関節炎が引き起こされ、痛みが現れます。 

 

その他の膝の痛みの原因としては、関節の中ではなく、関節周囲の関節包や腱、筋肉によるものです。 

関節の炎症がおさまると、関節包は以前よりも硬くなります。 

いったん硬くなってしまうと、膝の動きに連動して伸び縮みすることが難しくなります。 

その結果、関節の動きが悪くなり、スムーズに歩くことができなくなるばかりか、無理に引っ張られた関節包のせいで膝が痛むようになります。 

痛みを避けるために膝を動かすことを避けるようになると、徐々に周辺の筋肉や腱が縮んでこわばり、新たな関節痛を引き起こすのです。 

 

膝痛対策には、適度な運動を取り入れましょう 

膝が痛くて運動なんてとてもとても・・・と思われる方もいらっしゃると思いますが、膝の痛みを和らげるためには、日頃から適度な運動が効果的です。 

運動により筋肉をつけると、筋肉や腱の柔軟性を高め、膝への負担を軽減させることにつながるからです。 

また、適度に運動をすることで、コラーゲンの産生が促進されたり、関節軟骨に栄養成分(関節液)が行きわたりやすくなったりすることも分かっています。 

日頃から無理なく歩ける程度の軽いウォーキングや、筋肉の柔軟性を高めるストレッチ体操がおすすめです。 

 

東海市にある「デイサービスフィットネスかえで」

東海市にある株式会社東海レーベンは、要介護認定において要支援または要介護の状態にある高齢者に対して機能訓練・リハビリをおこない、身体機能の維持や向上を目指し、他のご利用者やスタッフとの交流を通して認知症予防の社会的な孤立の解消を目的とする半日通所型の「デイサービスフィットネスかえで」を運営しています。 

 

「デイサービスフィットネスかえで」のサービスは、午前、午後の二部制となっており、ご自宅へ車でお迎えに伺ったのち、健康状態を確認したあと、レッドコードという天井から吊り下げられたロープを利用し、体の痛みを抑えながら、筋力、柔軟性、バランスを機能的にトレーニングする他、各種マシンを使って、歩く、座る、立ち上がるなど日常に欠かせない動作に必要な筋肉を鍛え、血流が良くしていくといった効果的なトレーニングをスタッフ指導のもと受けていただけます。 

それらのチームトレーニングのあとは、ご利用者一人ひとりの状態に合わた個別トレーニングもご用意しております。 

ご希望者には入浴も可能となっており、終了後はご自宅まで車でお送りしますので、安心して施設をご利用いただけます。 

 

ご自身やご家族のもとで、ご自宅での運動やストレッチ体操はなかなか難しい場合もあることでしょう。そんな不安やお悩みをお持ちの方は、一度ご相談ください。相談員が親身にお話を伺いします。施設の雰囲気を知りたい、まずは見学をしてみたいという方には体験利用の機会もありますので、お気軽にお問い合わせくださいね。 

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