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高齢者に多い「不眠」とは?症状と原因
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年を取ると寝付きが悪い、朝早く起きる…という話はよく耳にするかと思いますが、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
眠れないこと自体がストレスになってしまうほか、不眠が長く続くと体に悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は高齢者に多い不眠についてご紹介します。
高齢者の「不眠」の症状とは?
不眠を感じ始めるのは60歳前後が多く、80歳以上になると3人に1人が不眠に悩んでいます。
高齢者の不眠は他人事ではなく、誰にでも起こり得ることなのです。
不眠は以下のような症状が挙げられます。
・入眠障害
…布団に入ってから寝付くまで30分~1時間以上かかっている場合は、入眠障害に当てはまる可能性があります。
悩み事や不安があり、精神面での問題を抱えていることが原因です。
・熟眠障害
…十分な時間眠ったにも関わらず、疲れが取れずスッキリしない状態を指します。
睡眠中に足がピクピク動く周期性四肢運動や、呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群を引き起こしており、それが原因で十分な休息が得られていない可能性があります。
・中途覚醒
…夜中に目が覚めてしまい、そこから眠れなくなる状態を指します。
成人の不眠では一番多い症状と言われ、高齢者の場合はトイレに起きてそのまま眠れないなどが挙げられます。
・早朝覚醒
…自分が起きたい時間の2時間以上前に目が覚めることを早朝覚醒といいます。
高齢者の不眠に多い症状で、加齢による体内時計の乱れなどが原因です。
では、上記の不眠症状は何が原因で引き起こされるのでしょうか?
高齢者の「不眠」の原因
「高齢になると睡眠時間が短くなる」とよく言いますが、年を取ると勝手にそうなるわけではなく、不眠になるメカニズムがあります。
加齢が進むと身体機能の衰えが出始め、昼間の活動量が減ります。
昼間に動かなくなると日常生活にメリハリがなくなり、生活習慣と体内時計の乱れから不眠になる可能性が高まります。
やることがないからと寝転がっている時間が長いことも上記と同様に不眠の原因となりますので、軽い運動や散歩など、体を動かすことを習慣化しましょう。
また、体の変化が不眠の原因となっている場合もあります。
人の体は体温を下げて眠るため、眠る前が一番体温が高く、目覚めた時が一番低くなります。
高齢になると最高体温がそもそも低く、体温を下げるのに必要な時間が短縮され、それに伴って睡眠時間も短くなる傾向にあります。
年齢を重ねると睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌量が減るため、眠気を感じにくくなるのも一つの原因です。
生活習慣や加齢によるもののほか、「認知症」でも不眠症状が現れる場合があります。
不眠による高齢者への影響
不眠が慢性化すると、体のバランスが崩れることで様々な不調を併発することがあります。
血圧上昇や免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れ等が挙げられます。
高血圧や生活習慣病、糖尿病のリスクが上がり、免疫力の低下により風邪にかかりやすくなります。
眠れないことによる気分の落ち込みやストレスにより、うつ状態となってしまうこともあります。
眠れない状態が続くと、うつ病や高血圧になる可能性は2倍、糖尿病になる可能性も2~3倍になると言われています。
不眠かも?と思ったら、早めの対策を取りましょう。
高齢者の「不眠」はどう対策する?
生活習慣が原因の場合は、昼間に活動することを心がけましょう。
家にこもりきりではどうしても運動量が減ってしまいますので、散歩に出たり、ガーデニングやボランティアサークルに入るなど、外に出る趣味を見つけましょう。
予め就寝時間を決めるのではなく、眠くなってから床につくのも効果的です。
眠くないのに布団に入っていると、眠れないことがストレスになり、不眠症状を悪化させる可能性があります。
高齢者だけでなく全般に言えることですが、寝る直前までテレビやスマホを見るのは控えましょう。
テレビやスマホの光は脳を覚醒させる作用があり、睡眠が浅くなったり、寝付きが悪くなる原因となります。
上記を試しても改善されない場合は、医療機関への相談がおすすめです。
睡眠薬による治療や、薬を使いたくない場合はカウンセリング治療を受けることができます。
かかりつけ医や、介護サービスを利用している場合はケアマネージャーに相談してみましょう。
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