寝たきりの高齢者の在宅介護は1人じゃ無理?頼れる介護サービスは?
寝たきりの高齢者を自宅で介護しているというご家庭には、施設の入居待ちやご本人の意思を尊重した結果など、さまざまな理由や背景があるでしょう。
とはいえ、在宅介護は家族に大きな負担がかかるケースが少なくありません。
今回は、在宅介護の注意点や利用できる介護サービスについて詳しくご紹介します。
「寝たきり」の介護で家族にかかる負担とは?
万全の準備をしていても、実際の介護には想定外の大変さがあるものです。
こちらでは、在宅介護の現状について解説します。
寝たきりの高齢者を介護する家族の負担とは?
「寝たきり」とは、長期間にわたりベッド上で過ごす時間が多く、自力での移動や日常生活動作に介助が必要な状態を指します。
状態には個人差がありますが、食事や排泄、着替えなど日常生活の多くの場面で介助が必要になることがあります。
厚生労働省の「2022年 国民生活基礎調査」では、要介護5の方を介護する同居家族のうち、介護時間が「ほとんど終日」と回答した割合は63.1%でした。そして介護度が高くなるほど、介護者の負担も増える状態といえるでしょう。
在宅介護は一人で抱え込まないことが大切
寝たきりの高齢者を在宅で介護する場合、食事や排泄、移動など日々の介助によって、家族の心身に大きな負担がかかることがあります。
介護を長く続けるためには、家族だけで抱え込まず、必要に応じて介護サービスや周囲のサポートを活用することが大切です。
寝たきりの高齢者の在宅介護で生じるリスク4選
寝たきりの高齢者を在宅で介護する場合、特有のケアが必要になります。
こちらでは、具体的に気を付けたいリスクについて解説します。
1.褥瘡(床ずれ)ができやすい
介護の際に特に注意したいのが、長期間にわたって寝たきりの状態が続き、体重がかかる部分の血流が悪くなることで、皮膚や皮下組織に傷ができる「褥瘡(じょくそう)」です。
褥瘡が進行すると痛みを伴い、皮膚や組織の壊死、感染症につながる可能性があります。
褥瘡の予防には、床ずれ防止マットの使用や数時間ごとの体位変換、皮膚を清潔に保つことが重要です。
2.食事中の誤嚥
食事の際は、食べ物や飲み物が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」に注意しましょう。
高齢者は飲み込む力が衰えるため、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高くなります。
誤嚥予防には、本人の嚥下状態に合わせ、とろみ食やムース状の食事などを取り入れることがあります。食事形態は医師や言語聴覚士、管理栄養士など専門職に相談しながら調整しましょう。
3.排泄ケアのストレス
排泄はプライバシーに関わるため、心理的ケアも必要です。
介護度に応じてポータブルトイレやおむつを使用しますが、ストレスや羞恥心、抵抗感を示されるかもしれません。
介助の際は本人の気持ちに寄り添い、皮膚トラブルや感染症にも注意する必要があるでしょう。
4.衛生面での負担
免疫力の低下などで皮膚トラブルが起きやすくなっているため、着替えの介助や口腔ケア、入浴など衛生面の維持も重要です。
全身の状態が安定していれば、週1~2回のシャワー浴や清拭を行いましょう。入浴が難しい場合、手浴や足浴、洗髪などの部分浴で血行促進やリラックス効果を得られます。
在宅介護の負担を軽減!知っておきたい介護サービス4選
ここからは、どのご家庭でも活用しやすい介護サービスについてご紹介します。
1.最初の相談先は地域包括支援センター
介護の悩みや困り事は、全国の市区町村にある、無料相談窓口、地域包括支援センターに相談をしましょう。
介護保険の申請方法や介護サービスの種類、介護事業者に関する情報などを教えてもらえるだけでなく、介護に関するさまざまな不安も気軽に相談できます。
2.生活面のサポートには訪問介護を活用
介護保険の範囲内で受けられる訪問介護サービスとして、ホームヘルパーが食事・排泄介助・着替えなどの身体介助、あるいは生活援助(掃除・洗濯・調理)を行います。
なお、本人の状態や生活状況によって利用できるサービス内容や回数には条件があります。
夜間対応型訪問介護や24時間対応のサービスもあり、寝たきりで入浴が難しい場合には、訪問入浴もおすすめです。
3.健康管理も安心の医療的ケアと連携した訪問サービス
介護と医療面に連携した心強いサービスとして、代表的なものが次の2種類です。
【訪問看護】
医師の指示のもとで看護師が自宅を訪問し、健康管理・医療的ケア(床ずれ予防・処置や点滴)・生活相談に対応します。
【訪問リハビリテーション】
理学療法士や作業療法士が、機能回復訓練やリハビリテーション指導を行います。
4.一時的な負担軽減につながるショートステイ
介護施設に一時的に泊まるショートステイでは、24時間体制で介護サービスを受けられ、医療的ケアへの対応状況は施設によって異なります。
ご家族の冠婚葬祭や体調不良の際にも頼りにできるため、困ったときの負担軽減に役立つでしょう。
まとめ
寝たきりの状態の在宅介護では、ご本人だけでなく介護者の負担やストレスの軽減も大切です。
真面目で責任感の強いご家族のなかには、弱音を吐けずに一人で抱え込むケースも見受けられます。気持ちに余裕を持って在宅介護を行うためにも、介護サービスの活用を検討されてはいかがでしょうか。
東海市の東海レーベンでは、介護度に合わせた介護サービスを幅広く提供しております。在宅介護に関するご相談にも対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。








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