高齢者特有の冷え性かも?「手が冷たい」原因と適切なケア方法
高齢者は一年を通して寒さを感じやすく、75歳以上ともなると約8割が冷え性に悩んでいるといわれています。
たとえ冷えを自覚していないケースでも、冷えを放置することは免疫力の低下や関節痛・頭痛・不眠など健康面にも悪影響を及ぼすかもしれません。
そこで今回は、高齢者の手が冷たいときのケアをはじめとする冷え対策について詳しくご紹介します。
高齢者の「手が冷たい」と感じる6つの原因
高齢になるほど寒さを感じやすくなる人は多く、必然的に手が冷たくなる冷え性になりやすい状態です。
ところで、高齢者の冷え性には具体的にどのような原因が潜んでいるのでしょうか。
1.加齢による血流低下
加齢で血管の弾力が低下すると血流が滞り、毛細血管の減少で手足など末端に血液が届きづらくなります。
血流の巡りが悪くなると、手足の指先はどうしても冷えやすくなってしまいます。
2.筋肉量が減少
加齢で筋肉量が減少すると、熱を生み出す力や体温を維持する力も低下します。
さらには基礎代謝も下がるため、身体が温まりづらい状態が続きがちになるのです。
3.自律神経の乱れ
自律神経には体温を調整する機能がありますが、加齢やストレスで交感神経が優位になると血管が収縮して上手く働かなくなります。
冷暖房による室内と外気の寒暖差も、自律神経を乱す原因の一つです。
4.皮膚機能の低下
加齢で温度を感じるセンサーの働きが低下すると、皮膚の感覚も鈍くなりやすいです。
寒暖差を感じづらくなるほど防寒対策が遅れ、気づけば体温が低くなることも。慢性的な冷えも、冷え性の原因の一つです。
5.食生活
高齢になると食が細くなる傾向がありますが、栄養素の不足も筋力低下や血行不良を招いて冷えにつながります。
特にタンパク質・ビタミンE・鉄分は、熱の生成・血行・血流に必要な栄養素でなので進んで補う必要があるでしょう。
6.持病・服薬の影響
持病や内服薬の影響で、血行不良から冷えを悪化させる場合もあります。
以下の項目に該当する場合、十分に注意してください。
- 糖尿病:抹消神経の障害で血液が滞りやすくなる。
- 低血圧:血液を全身に送る力が弱くなり、手足の冷えにつながる。
- 高血圧:降圧剤の服用で血管が拡張して血流が低下し、冷えにつながる。
日常で簡単に実践できる冷え性のセルフケア5選
高齢になってから冷え性と向き合うには、生活習慣を見直して血行不良の改善を図ることからはじめましょう。
こちらでは、日常で簡単に行えるセルフケアをご紹介します。
①バランスの良い食事で身体の中から温める
一日三度の食事をバランス良く摂取することが大切。特に、朝食には代謝を高めて体温のリズムを整える働きがあります。
卵や魚、大豆食品などタンパク質の摂取で熱を生み出し、筋肉量を増やして代謝をアップさせましょう。血流を促進するビタミンEや鉄分を多く含む食べ物、そして根菜類の摂取もおすすめです。
②運動で血流改善
運動すると筋肉から熱が作られ、血液の巡りが良くなります。
特に足の筋肉は、作られた熱を血流で体中に送る役割を果たすため、コツコツと鍛えれば全身の血液の巡りを改善できるでしょう。
まずは散歩やストレッチ、つま先立ちを行うだけでもOKです。
③入浴で血行促進
38~40℃程度のぬるめのお湯に10~20分浸かり、じっくり身体を温めましょう。副交感神経が優位になって血行が良くなります。
半身浴や足湯、首周りを蒸しタオルで同時に温めるのもおすすめです。
④マッサージで体温を上げる
爪の周り・指先のマッサージ、指先をつかんで手首を反らせる動きなどを意識すると、全身の血行が改善されて体温も上がります。
特に、太い血管の血流改善がポイント。脚の筋肉のコリをほぐすと冷え性改善に効果的です。
また、手の合谷(ごうこく)というツボは、血行促進や自律神経を整える効果を期待できます。
<冷え性に効く合谷>
「親指と人差し指が合流するくぼみ」を反対の手の親指と人差し指でつまみ、5秒程度押してください。
⑤服装に気をつける
下半身は血流が滞って冷えやすいため、上半身を薄く・下半身は厚くを心がけて足元を冷やさないのがポイント。汗冷えしないように、脱ぎ着できる重ね着を心がけましょう。
身体をしめつけるような衣服や靴は、血流が悪化するので避けるのが無難です。
まとめ
高齢になると身体機能の低下や外出の機会が減ることから、血液の巡りが悪くなりやすいです。
慢性的な冷えから体調を崩さないように、日常生活で身体を動かす習慣づくりも大切でしょう。
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