高齢者を支える介護職の種類や内容についてご紹介
一般的に、60~65歳以上の方は「高齢者」と呼ばれており、日本では65歳以上を高齢者と定義するそうです(高齢者福祉法)。そして日本は今、以前より少子高齢化が問題視され、数十年後には人口の4割以上が高齢者となる情報もあります。
その一方で、介護職の人手不足が深刻になってきているニュースをご覧になったことはありませんか?
私たちにとって今後より身近になってくる「介護」というジャンルですが、それを支える介護職の方はどのような種類に分けられ、それぞれどういった内容を引き受けてくれているのでしょうか。この記事で、詳しく解説してまいります。
介護職とは?
加齢や病気などにより、日常生活を快適に送れない高齢者に対して、生活援助や身体介護、サポートを行うのが介護職の方々です。介護には身体的援助はもちろん、精神面のサポートも含まれます。
そして資格を持つプロだからこそスムーズに行えるサポートとしては、食事介助、排泄介助、入浴介助、着衣介助等が挙げられます。
ここからは、そんな介護職にはどのような種類があるのかを具体的にご紹介いたします。
介護職の種類
みなさんは介護職と聞いてどのような仕事を思い浮かべますか?ほとんどの方は、介護施設(老人ホーム等)で食事介助等を行っているイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。介護職には、下記で紹介するように施設で行うサポートだけではなく自宅に訪問してサポートする仕事もあり、資格が必要なものから実務の試験合格が必要なものまで様々な種類があります。
◆ホームヘルパー(訪問介護員)
必要な資格:介護職員初任者研修
仕事内容:利用者の自宅に訪問し、生活援助(食事、着替え等)や身体介助(入浴等)を主に行います。
◆介護福祉士
必要な資格:介護福祉士(国家資格)
仕事内容:国家資格を有する社会福祉専門職です。介護が必要な高齢者に対して、生活援助(食事・着替え等)や身体介助(入浴等)、そして介護全般と利用者の相談対応を一人ひとりに合わせて行います。
◆ケアマネージャー(介護支援専門員)
必要な資格:介護支援専門員実務研修受講試験の合格者
仕事内容:主にケアプラン(介護保険サービスを使用するために必要な計画書)作成や、介護サービス事業所との調整を行います。
◆生活相談員
必要な資格:社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格のいずれか必要
仕事内容:主に利用者やご家族の相談対応、入退所の手続きやケアマネージャーとの連携を行います。
◆サービス提供責任者
必要な資格:介護事業者によって異なる
仕事内容:主に利用者やそのご家族との面談対応、ほか介護職員の業務管理を行います。
◆介護事務員
必要な資格:特になし
仕事内容:主に介護給付費明細書の作成や介護給付費請求業務を行います。
◆機能訓練指導員
必要な資格:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師のいずれかの資格が必要
仕事内容:主に日常生活で必要な機能を維持するための機能訓練を利用者に指導します。
このように、介護職には高齢者のサポートとして幅広い仕事内容が存在しています。
基本的な介護職員であれば資格や経験は必要ありませんが、職種によってはそれに応じた介護資格が必要です。
まとめ
介護には、内容に合わせて資格を必要とする職種がいくつかあり、専門的な分野がほとんどです。高齢者の増加に伴い介護職の人数も増え、2021年には214.9万人が従事していますが、最初に述べたように少子高齢化による人手不足は解消されていません。
東海市にある介護施設を運営する「東海レーベン」では、各専門分野で活躍する職員を育て、ご利用いただく高齢者の方々に快適な環境やサービスを提供できるように今後も努めてまいります。
また、介護職に興味がある・未経験だけど誰かを支える仕事をしてみたいという方も、東海レーベンにまでぜひ一度お問い合わせください。