高齢者こそおこなうべきウォーキング

健康のために日々のウォーキングを習慣づけている方や、これから始めてみようかなとお考えの方も多いのではないでしょうか。

なかでも、足腰を鍛える目的で始められている高齢者の方も多いと思います。

ウォーキングは特別な器具などを買いそろえる必要がなく、お手軽に健康への取り組みがしやすいです。

また、足腰の健康に良いだけではなく、ほかにもメリットが多数あるということはご存じでしょうか。

今回は、高齢者がウォーキングをおこなうことで得られるメリットをご紹介していきます。

 

高齢者がウォーキングで得られるおもなメリット3選

はじめに挙げられるメリットは、加齢による足腰の衰えを予防できるという点です。

そもそも高齢者の足腰が衰える原因は、おもに運動量の低下や筋力の低下が理由として挙げられます。

足腰が衰えてしまうと立つ・座るなどの日常の動作に支障が出るうえ、筋力の低下からバランスを取りづらくなり、転倒のリスクが高まります。

高齢者にとっての転倒は骨折だけでなく、最悪の場合はそのまま寝たきりになってしまう可能性もあるため大変危険です。

そのため、ウォーキングは誰でも始めやすく、筋力を上げられます。

筋力が上がることで、転倒のリスク回避にも役立つでしょう。

 

 

つぎにウォーキングのメリットとして挙げられるのが、認知症の予防になるという点です。

「手を動かすことは認知症の予防になる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは手指の動きが大脳の血流を促して、脳の働きを活性化させる効果があるためです。

 

ウォーキングにおいても、1週間あたりの歩行時間が長い方ほど、認知機能が良好です。

手指を動かすことと同様に、ウォーキングでも脳への血流と働きを活性化させる効果がありますが、さらに動くことで「インスリン抵抗性」と呼ばれるインスリンの働きを正常にする効果もあります。

インスリンの機能が低下してしまうと、糖尿病のリスクだけでなく脳にアミロイドベータという物質をため込みやすくなってしまいます。

このアミロイドベータは蓄積されることによって、アルツハイマー型認知症が発症しやすいといわれています。

さらに糖尿病に罹患すると、アルツハイマー型認知症になりやすいともいわれているため、認知症予防と合わせて糖尿病の予防にも効果があるといえます。

 

最後に挙げられるメリットは、心の健康に役立つ点です。

高齢になると環境の変化や体の衰え、がんや認知症などさまざまな病気でストレスを抱え込みやすくなります。

さらにこのようなストレスは、65歳以上の高齢者特有の「老人性うつ病」を併発しやすい原因といわれています。

またストレスの有無に限らず、加齢によって脳内の神経伝達物質である「セロトニン」が減少してしまいます。

セロトニンは別名「幸せ物質」と呼ばれているほどで、このセロトニンの減少は幸福感や気分の低下につながり、結果的にうつ病のリスクも高まってしまいます。

脳内の神経伝達物質を自力で増やすのは一見難しそうですが、じつは有酸素運動であるウォーキングはセロトニンの分泌を促す効果があるのです。

加えて鎮痛効果や幸福感を得られるという神経伝達物質の「エンドルフィン」の分泌も促されるため、ストレス解消やうつ病の予防にウォーキングは効果的といえます。

 

まとめ

ウォーキングは筋力の向上といった体の健康をはじめ、ストレス解消やうつ病といった目に見えない心の健康にも効果的です。

しかし、すでに一人で歩行は難しいとお悩みの方も多いと思います。

そこでおすすめなのが、東海レーベンのデイサービスです。

東海レーベンのデイサービスには運動機器が充実しており、一人ひとりに合わせた機能回復訓練をスタッフ指導の元でおこなっています。

また他のご利用者やスタッフと交流しながら楽しめるチームトレーニングも実施しているため、孤独を感じず楽しみながら体を動かすことができます。

見学や体験利用も可能なので、気になった方はぜひ東海レーベンへご相談ください。

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