高齢になると足がむくみやすいのはなぜ?実践しやすいむくみの予防方法も解説!
誰もが一度は経験したことがあるであろう足のむくみですが、高齢者はとくに足がむくみやすいということをご存じでしょうか。
足がむくんでしまうと不快になり、ひどい場合は歩行に支障が出てしまうこともあります。
じつはむくみのほとんどは加齢によるある理由が原因といわれています。
そこで今回は、足のむくみのメカニズムと、高齢者はなぜ足がむくんでしまいやすいのかを解説します。
最後に高齢者でも実践しやすい足のむくみの予防方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
高齢者が足のむくみを起こしやすい理由とは?
長時間立ち続けた後や、デスクワーク後などに、足のむくみを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
これは足が心臓から遠く離れているため、同じ姿勢でい続けることで足の血流やリンパ液などの循環が悪くなりやすいうえ、重力によって下へ下へと水分が足にたまりやすいからです。
また、疲労の蓄積や睡眠不足も、血液を循環させなければならない心臓のはたらきが低下してしまうため、足のむくみが起こりやすいといわれています。
では、いったいなぜ高齢者は足のむくみを起こしやすいのでしょうか。
そのおもな原因の一つとして挙げられるのが、加齢による筋力の低下です。
前述したとおり、足のむくみは血流やリンパ液などの循環が悪くなることで引き起こされますが、その循環の役割を大きく担うのが、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎです。
ふくらはぎには、筋肉を収縮させて血液を心臓まで循環させる筋ポンプ作用というはたらきがあります。
そのため、加齢によって足の筋力が低下すると筋ポンプ作用も低下してしまい、足がむくみやすくなるのです。
また筋力の低下によるすり足歩行も、ふくらはぎの筋肉があまり動かず筋ポンプ作用もはたらきづらくなるため、むくみ解消のために動いたとしても、足がむくみやすくなってしまいます。
さらに、長時間同じ姿勢で座っていたり立ったりしている時間が多い点も、高齢者が足のむくみを起こしやすい原因として挙げられるでしょう。
まず、高齢者はどうしても椅子や車いすなどに長時間座り続けてしまいがちになり、水分が足にたまって足がむくみやすくなります。
そして反対に高齢者のなかでもとくに女性で一人暮らしをしている方は、長時間立ち続けていることが原因で足がむくみやすいといわれています。
理由として、立ち続けることが多い料理や洗濯などの家事をしているケースが多いことが挙げられます。
高齢になると、今までこなしていた家事の一つ一つの動きがゆっくりになります。
そのため、終わらせるまでに長い時間を要してしまう場合があります。
長時間立ち続けていると自覚しづらいことに加えて、家事を欠かせない一人暮らしをしている高齢者は足のむくみを引き起こしやすいといえます。
高齢者が実践できる足のむくみ予防
足のむくみの予防には運動が効果的とされていますが、高齢者にとって運動はハードルが高いのではないでしょうか。
そこでまず、おすすめしたい足のむくみの予防方法が、足をお尻より高い位置に上げることです。
足を高い位置に置くことによって、足にたまってしまった血液が心臓に戻りやすくなるためむくみの予防に期待できます。
椅子に座る際は足置き台を使用したり、リクライニングチェアであれば足部分を上に上げたりして、調整すると良いでしょう。
また就寝時など横になる際は、クッションを足元に置き足を高くするのも良いでしょう。
次におすすめなのが、着圧ソックスの使用です。
着圧ソックスは足に圧力をかけることで血流を促すため、足のむくみ予防に効果があるといわれています。
高齢者用の商品であれば、締め付けがきつすぎず、着脱もしやすいのでおすすめです。
また着用する際は、むくみが起きやすいといわれている日中の時間帯に使用すると良いでしょう。
まとめ
高齢者は加齢による筋力の低下や長時間同じ姿勢をとり続けることで足のむくみが起きやすいですが、足を高い位置に置いたり着圧ソックスを使用したりすることで予防が可能できるかもしれません。
しかしあくまで予防法になるため、できれば軽い運動をするのが理想です。
そのような場合は、ぜひ一度東海レーベンの「デイサービスフィットネスかえで」のご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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